走攻守でダイナミックな動きが横田の持ち味。一日も早い復帰が待たれる【拡大】
広島を猛追するペナントレースの裏側で、超変革第1期生が病魔と戦っていた。2月の沖縄宜野座キャンプ途中に頭痛を訴え、チームから離れていた4年目の横田が、脳腫瘍だったことを公表した。
「本当に最初はすごくびっくりして、この先野球が続けられるか、不安でした。すごく厳しい治療もありましたが、皆様の支えがあったからこそ、ここまでこれました。少しずつ力をつけ、必ず復活して、甲子園で走り回る姿をみせたいと思います」
2月から治療に専念。8月30日の検査で、症状が消えて安定した状態となる「寛解(かんかい)」と診断された。報道陣の前に姿をあらわし、病魔との戦い、復帰への思いを語った。球団から情報は伏せられていたが、ファンからの千羽鶴が届いたという。
「この数カ月間、病院の先生方、看護師の方々、球団、チームの方々、そして手紙や本、千羽鶴を贈ってくださったファンの皆様の支え、励ましがあったからこそ、ここまでがんばれました。感謝の言葉しかありません」