【土井麻由実のSMILE TIGERS】
地元の先輩・福留選手のファンだったと振り返った榎田投手【拡大】
ほとんどの選手が学生時代は野球漬けだった。夏休みなんて、ないも同然。しかし野球を始める前や、ちょっとしたお休みはどんな楽しみがあったのかな。夏の思い出を語ってもらった。
榎田投手は中学時代を振り返ってくれた。「中学の野球部だったから、中体連の大会が終わったら少しゆっくりできたんで、家族で福岡ドーム(現ヤフオクドーム)に出かけました。ダイエー対オリックスだったかな。星野順治さんと加藤大輔さんが投げていたのを覚えています」と振り返っていると、「あっ!そうだ!」と何やら思いだしたようだ。「柴原(洋選手)さんがサヨナラホームラン打ちました!」。当時の興奮が少し蘇ってきたようだ。
「初めてのドームだし、『すげぇ!』って思って。プロの試合も初めてだったし」。九州出身だから、やはりダイエーの応援をしていたのかと思いきや「いや、どっちも応援してなかった。応援グッズも買ってもらってないし。だってドラゴンズファンだったから(笑)」
鹿児島でドラゴンズファンって、珍しくない!? わけを聞いて納得。
「地元の先輩の福留さんのファンだったから、福留さんが入団してからずっとドラゴンズを応援していた」そうだ。なるほど…。まさかチームメートになるなんて、当時は予想もできなかっただろう。