俊介は五回、しぶとく食らいついて一時同点の2ランを放つ【拡大】
(セ・リーグ、ヤクルト5x-4阪神、19回戦、阪神12勝7敗、22日、神宮)逆転されても、すぐに追いついてみせた。意地の一打だ。俊介が五回に同点弾。食らいつく姿勢を見せつけた。
「初回、簡単に三振してしまったので。つなぐ気持ちです。来た球を打とうと思っていました」
2-4とひっくり返された直後の五回無死一塁。石川の低め127キロのシンカーをバットの先ですくい上げた。打球は左翼フェンスをギリギリで越え、スタンドイン。一時、同点となる3号2ランで虎党をわかせた。
守備でもハッスルした。七回二死一、二塁からリベロの放った飛球は中前にポトリ…といきそうなところを、猛ダッシュしてダイビングキャッチ。「点を入れられたらキツいところだったので、勝負をかけようと思った」と振り返った。
本拠地の甲子園では、第99回全国高校野球選手権大会に出場している母校・広陵高が10年ぶりに決勝進出を決めた。後輩の活躍に負けてはいられない。(西垣戸理大)