坂井オーナーが藤浪の登板を視察した【拡大】
あっけなく左翼ネットに運ばれた。藤浪は坂井オーナーが視察する前で、一回に2者連続弾を浴びるなどして4失点。会心の投球は披露できなかった。
「感覚はよかったので結果で示したかったのですけど、残念です」
一回、先頭の塚田にいきなり四球。一死後にまた四球で一、二塁。ここで吉村に右前打を許して先制点を献上した。さらに斐紹、釜元に直球をとらえられて、左翼へ連続弾を浴びた。
二回は三者凡退に抑えて予定のイニングを投げきったが、表情はさえなかった。「ボールが甘かったり、配球的にもっと緩急を使えたらよかった」と反省を口にした。
1軍で16日に広島戦(京セラ)に登板して以来のマウンド。前回は変化球がすっぽ抜けて、4回2/3で7四死球を与えて7安打3失点。2軍調整の成果を見せられなかった。この日は一回に打たれこそしたが抜け球はなく、その点は一歩前進。掛布2軍監督も一定の評価を下した。
「バランスはよかった。ホームランは打たれたけど、本人も納得している部分はあると思う」