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清原抜いた!“新怪物”広陵・中村、6号!一気2発で32年ぶり記録更新

清原抜いた!“新怪物”広陵・中村、6号!一気2発で32年ぶり記録更新

1回、2点本塁打を放った広陵・中村(左)=甲子園球場(撮影・永田直也)

1回、2点本塁打を放った広陵・中村(左)=甲子園球場(撮影・永田直也)【拡大】

 それでも、中村は「記録を抜いただけなので、優勝してから喜びたい。優勝して、広島に帰りたい」と視線をすぐ切り替えた。清原は32年前、決勝で2発を放ち、PL学園を頂点に導いた。“新怪物”が、自らのバットで深紅の大優勝旗を勝ち取り、故郷に持ち帰る。 (原田遼太郎)

中村に2本塁打を浴びた天理・碓井涼「投げ損なった球を絶対逃してくれない。僕の力がなかった」

九回の本塁打など3安打の広陵・丸山「九回裏の天理の攻撃は怖かった。結果的に大きな得点になってよかった」

データBOX

 〔1〕広陵・中村は準決勝の天理戦で2本塁打を放ち、1大会個人最多本塁打の大会記録を6本に更新した。これまでの最多は1985年の第67回大会で清原和博(大阪・PL学園)が記録した5本だった。
 〔2〕七、九回には適時打を放ち、今大会17打点として1大会個人最多打点の大会新記録を樹立した。これまでの最多は2008年の第90回大会で萩原圭悟(大阪桐蔭)が記録した15だった。
 〔3〕今大会38塁打とし、1大会個人最多塁打を38に更新した。これまでの最多は2009年の第91回大会の河合完治(愛知・中京大中京)が記録した28だった。
 〔4〕5打数4安打で打率を・696とした。8強以上のチームでは88年に古閑憲生(大分・津久見)が・727をマーク。近年では04年に石川雄洋(神奈川・横浜)が・714、糸屋義典(北海道・駒大苫小牧)が・700を記録している。

甲子園・怪物アラカルト

 ★嶋清一(和歌山・海草中) 「伝説の大投手」。エースとして1935年夏から39年夏まで6度出場。39年夏に2試合連続で無安打無得点を達成。5試合連続完封を果たして優勝した。
 ★尾崎行雄(大阪・浪商) 「怪童」は60年夏から3季連続で出場。60年夏は2回戦で、61年春は準々決勝で柴田勲(元巨人)を擁する法政二(神奈川)に敗れ、61年夏は準決勝で法政二に雪辱して優勝した。
 ★江川卓(栃木・作新学院) 「怪物」右腕。3年の春夏に出場。73年春は1回戦で北陽(大阪)から19奪三振で完封。準決勝で敗れたものの、通算60奪三振の大会記録を達成した。
 ★清原和博(大阪・PL学園) 同学年の桑田真澄との「KKコンビ」が人気に。85年夏、決勝の宇部商(山口)戦で2本塁打を放ち大会5本塁打を達成。3年間で甲子園通算最多の13本塁打。優勝2度、準優勝2度。
 ★松井秀喜(石川・星稜) 1年春から4番を任され、90年夏初戦の日大鶴ケ丘(西東京)戦では3打数無安打に終わり敗退。92年夏の明徳義塾(高知)戦では5打席連続で敬遠された。
 ★松坂大輔(神奈川・横浜) 「平成の怪物」。98年春夏連覇。夏の準々決勝、PL学園(大阪)戦では17回を250球完投。京都成章(京都)との決勝では嶋清一以来となる決勝での無安打無得点を達成。甲子園通算11戦11勝。

中村 奨成(なかむら・しょうせい)

 1999(平成11)年6月6日生まれ、18歳。広島県出身。小学1年時に大野友星で野球を始め、中学時代は大野シニアに所属。広陵では1年春からベンチ入り。高校通算44本塁打。50メートル6秒。遠投120メートル。1メートル81、78キロ。右投げ右打ち。

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  • 中村がこの日2本目を放ったシーン。鋭い眼光でボールを見つめた(撮影・長尾みなみ)
  • 一回、2点本塁打を放つ広陵・中村奨成=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 1回、先制の2点本塁打を放ちガッツポーズをする広陵・中村=甲子園球場(撮影・長尾みなみ)
  • 広陵・中村の今大会アットバット
  • 中村奨成アットバット
  • 夏の甲子園・1大会打点上位
  • 決勝進出の2校を比較!
  • 過去の広陵・甲子園での決勝
  • 5回、本塁打を放つ広陵・中村=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 5回、本塁打を放った広陵・中村=甲子園球場(撮影・甘利慈)
  • 5回、フライになった天理・城下のスクイズを好捕し、戻れなかった天理の三走・太田も刺す広陵・中村=甲子園球場(撮影・長尾みなみ)
  • 5回、天理・城下の小フライを好捕する広陵・中村=甲子園球場(撮影・永田直也)
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