7回、本塁打を放つ花咲徳栄・野村=甲子園球場(撮影・長尾みなみ)【拡大】
第99回全国高校野球選手権大会第8日第3試合(日本航空石川3-9花咲徳栄、16日、甲子園)花咲徳栄(埼玉)は、一回に打者一巡の猛攻で5点を先制。七回に4番・野村佑希内野手(2年)のソロ本塁打など終盤にも加点し、日本航空石川(石川)に勝利。3年連続で3回戦へ進出した。
花咲徳栄は一回に5点を奪い快勝した。日本航空石川・佐渡の立ち上がりを攻めて、1番・太刀岡が四球と暴投で二塁へ。2番・千丸が左前へ適時打を放ち先制。さらに一死一、三塁で投ゴロ失で三塁走者が生還した。
さらに一死二、三塁で6番・高井が右翼線適時二塁打、7番・小川が四球で続き一死満塁。8番・綱脇が押し出し四球、最後は9番・岩瀬の一ゴロ間に得点して、一回に一挙5点。七回には野村のソロ本塁打で待望の追加点を奪い、九回にも4安打を集中させて3点を加えて試合を決めた。
先発・綱脇は六回までは完璧な投球も、七回に捕まり6回1/3を3失点。1回戦同様にリリーフした清水が、追いすがる日本航空石川打線を振り切った。
日本航空石川の先発・佐渡は一回に2安打しか許さなかったが、4四球と自身の失策もあり5失点。打線は七回に3安打を集中させて3点を奪ったが、一回の大量失点が最後まで響いた。