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阪神・福留、“仰天”てんびん打法!不振脱出へ執念もノーヒット

阪神・福留、“仰天”てんびん打法!不振脱出へ執念もノーヒット

特集:
福留孝介
元祖・てんびん打法は近藤和彦。この構えでバットを揺らした

元祖・てんびん打法は近藤和彦。この構えでバットを揺らした【拡大】

 言い訳は一切しない。が、疲労は確実に蓄積している。交流戦終盤、リーグ戦再開までの休みの過ごし方について「ゆっくりしたい。じっとしていたい」ともらした。右手中指のけがの影響もあって、思うようにバットが振れない。グリップ部分には負担を減らすためか、練習からテープを何重にも巻く。自身、タイムリーは15日の西武戦(甲子園)から出ていない。なんとかしたい、打開したい-。強烈な思いが、てんびん打法となって噴出した。

 九回一死。1球目ではセーフティーバントの構えもみせた。そしてまたてんびん打法。3球目、守護神・田島の140キロ直球をとらえたが、あとひと伸び足りずに中飛に終わった。

 6連敗中、打線はわずか7点。衆人環視のなかでいきなりスタイルを変えてでも、得点がほしかった。金本監督も「何とかしようという気は持ってくれている」と察した苦肉の策。悩めるキャプテンがあがいて、もがいて、トンネルを抜け出す。 (箭内桃子)

近藤 和彦(こんどう・かずひこ)

 1936(昭和11)年3月2日生まれ、大阪府出身。平安(現龍谷大平安)高、明大を経て58年に大洋入団。てんびん打法と呼ばれる独特の構えで知られ、1年目から121試合に出場。60年には打率・316でリーグ優勝に貢献。61年7月8日の阪神戦(川崎)でサイクル安打を達成し、35盗塁でタイトルも獲得した。ベストナイン7度。73年に近鉄に移籍し、同年で現役引退。そのは大洋や日本ハムでコーチを務め、2002年に死去。

データBOX

 福留がスタメンで4番以外になるのは、昨年6月26日の広島戦(マツダ)で3番を打って以来。5番を打つのは2015年6月14日のオリックス戦(京セラ)以来

試合結果へ

  • 福留は左手をバットに添えて、ゆらりゆらりとリズムを取った(撮影・山田喜貴)
  • 福留は九回、ボールをとらえたがひと伸び足りず中飛に倒れる
  • 2回、打席の阪神・福留=ナゴヤドーム(撮影・森田達也
  • 2回、三本間に挟まれタッチアウトになる阪神・福留=ナゴヤドーム(撮影・森本幸一)
  • 球場を後にする阪神・福留=ナゴヤドーム(撮影・山田喜貴)
  • 阪神・福留の今季月別打撃成績
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