練習に臨む阪神・ドリス=甲子園球場(撮影・村本聡)【拡大】
阪神の守護神ラファエル・ドリス投手(29)が21日、甲子園球場室内練習場で行われた全体練習に参加。リーグトップの20セーブ(S)を挙げている右腕が、このペースで143試合を終えれば、シーズン44Sを稼ぐ計算。頑張れば岩瀬(中日)、藤川(阪神)が持つシーズン最多セーブの日本記録(46S)更新も可能なハイペースだが、チームの勝利最優先の考えを強調した。
記録については「アイ、ノウ。アイ、ノウ(知っているよ)」と繰り返したが「1試合1試合、セーブの機会をモノにしていく。そういう思いでやっている。記録を意識してしまうと、いい状態ではなくなったりする。結果としてそうなるといいけど、意識はしていないよ」と続けた。
個人の記録よりもチームの勝利のため、全力を尽くす。虎の守護神はそういう男だ。 (西垣戸理大)