2017.6.7 08:00

【小早川毅彦の打診球診】巨人、菅野の乱調が恐怖となって伝染

【小早川毅彦の打診球診】

巨人、菅野の乱調が恐怖となって伝染

特集:
菅野智之
4回、西武・外崎の適時打で1点を返えされた巨人の先発・菅野=メットライフ(撮影・早坂洋祐)

4回、西武・外崎の適時打で1点を返えされた巨人の先発・菅野=メットライフ(撮影・早坂洋祐)【拡大】

 (セ・パ交流戦、西武8-5巨人、1回戦、西武1勝、6日、メットライフ)巨人は合流した陽岱鋼が三回に先制の2点打。さらに四、六回としっかり中押しをした。打線主導で連敗阻止への流れを作ったが、菅野が台無しにしてしまった。

 制球に苦しみ、一回は18球、二回も21球を要した。イニング中に球数が増えると、球が浮いてきた。それを無理に押さえ込もうとしたからか、3点のリードを追いつかれた六回は右肘が下がり、まるでサイドスローのように見えた。

 肘が下がるとスライダーは早く、大きく曲がってくるので、特に右打者は見極めやすい。いずれも右のメヒア、外崎、炭谷の下位打線に捉えられたのは、このためだ。加えて、菅野の乱調を見透かしたように、西武の右打者が右方向へ押っつける打撃を徹底していた。

 エースがこれだけ苦しむと、若い桜井らが「俺で大丈夫か?」と不安になっても不思議ではない。七回に無安打で2点を与えたのは、エースの乱調が恐怖となって伝染していったとしか考えられない。

 巨人は週替わりの火曜日、敵地での6連戦の初戦をエースで取って巻き返したかったはず。13安打が出て、先手も取れた。いいイメージだけを残して切り替えるしかない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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  • 先発の巨人・菅野=メットライフドーム(撮影・吉澤良太)
  • 6回、リードする巨人の攻撃中、ベンチで休む先発の菅野=メットライフ(撮影・早坂洋祐)
  • 4回、西武・メヒアの適時打で1点返され、マウンドで話し合う巨人の先発・菅野と捕手の小林=メットライフ(撮影・早坂洋祐)
  • 菅野は六回に3点を失って同点とされ、がっくりと肩を落とした(撮影・山田俊介)
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