阪神・福留が先発出場しなかった試合での成績【拡大】
最終決定ではない。ただ、金本監督の胸の内で「DH福留」の構想が大きく膨らんでいるのは確かだ。オリックス(京セラ)、ソフトバンク(ヤフオクドーム)の敵地で行われる今週の6連戦。虎の戦い方に大きな変化が起こる?!
「それもちょっとね、考えながら、1週間でも頑張ってもらおうかな、と思っていたり」
指揮官の言葉を補足すると…。
ここまで、体調面を配慮して週1回を目安として福留の休養日を設けてきた。が、DHに入れば、その時点で守備の負担は軽くなる。ということは、休養日をなくすこともできる-。「頑張ってもらおうかな」の言葉には、福留抜きの戦いを少しでも減らせれば、の願望がこもっている。
開幕から4番として、主将としてチームを引っ張ってきた40歳。常に体調との相談が必要だった。スタメンを外れたのは4月18日、5月18、28日、そして6月2日。4試合の成績は1勝3敗。4番が突然消えるわけで、勝率が悪くなるのは当然といえば当然だ。
「孝介がちょっと調子が落ちていたりしたら、もちろん、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日とかそこらへんは臨機応変にやっていきます。別に今、決めることではないので」
指揮官は、絶対に無理させないと心に決めている。ただ、相手は強いパ・リーグの中でも、今、好調な2チーム。福留がスタメンに名を連ねてくれれば…。当日の福留の状態とにらめっこしながら、フル出場を願う1週間になりそうだ。