2017.5.11 08:00

【小早川毅彦の打診球診】長野復調で厚み増すG打線

【小早川毅彦の打診球診】

長野復調で厚み増すG打線

 (セ・リーグ、巨人9-7阪神、7回戦、阪神4勝3敗、10日、東京D)5本の本塁打で打撃戦を制した巨人は、何より長野に今季91打席目でようやく1号が出たのが大きかった。

 二回の第1打席は強い打球の右飛に倒れたが、内容が良かった。岩貞のチェンジアップに泳がされず、一瞬ためて振り抜いた。良い感覚で「間」を取れたことが、四回の本塁打につながった。本塁打は高めの直球をしっかり呼び込んで、捉えることができた。

 長野はベースから離れて立つ。投球との距離を取り、腕で捉えにいく独特の打撃スタイルだ。不調になると、どうしても気がはやって自分から打ちにいくため、上体が突っ込んでしまって得意の距離を取れなくなる。無理に距離を取ろうとすると、今度は体が開く。悪循環に陥っていた。

 この日は前に突っ込むのをこらえ、自分の距離でバチンとたたけた。右飛、本塁打だけでなく、五回の左飛も悪くなかった。自分らしい打撃が続いたことで、調子も上向いていくだろう。

 巨人にとっても、これでようやく厚みが増す。細かいミスや大竹の突然の乱調も、一発攻勢で取り返す。今季のスローガン「オレが巨人。」を体現していた。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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