2017.4.27 08:00

【小早川毅彦の打診球診】阪神・高山、ボールとの距離とれず強く振れない

【小早川毅彦の打診球診】

阪神・高山、ボールとの距離とれず強く振れない

特集:
高山俊
室内で打撃練習を行う高山と、後ろから見守る福留。先輩からの特別レッスンだった(撮影・森本幸一)

室内で打撃練習を行う高山と、後ろから見守る福留。先輩からの特別レッスンだった(撮影・森本幸一)【拡大】

 25日の試合前に金本監督と話をしたとき、高山の状態がよくない理由について「トップの位置に入るのが遅い」と言っていた。ただ、遅いのなら始動を早くすればいいのかというと、そう簡単な話ではない。

 トップ、つまり“割れ”だ。打ちにいくとき、足は前へ踏み込んで、手は後ろに残る。その反作用で、力をためる。どんな打者でも必ず、この“割れ”の形になるか、その形を通る。どんな構えだろうが、足を上げようが、すり足だろうが、“割れ”の形、その瞬間のトップの位置は必ず決まっている。要は、その形にどう入っていくか、通過していくかが大事なのだ。

 いまの高山は、その形に入るのが遅い。遅いというより、入っていない。割れずに打ちにいくから、ボールとの距離がとれず、強く振れない。窮屈になるから、力を上に逃がすしかなく、アッパースイングになる。25日の試合でも、ほとんど差し込まれていた。

 これは本人の感覚。金本監督も現役時代、構えて、足を踏み出して、“割れ”を作る-というバットを振りだすまでの動きを、ひたすらベンチ裏で繰り返していた。高山も練習で反復していくしかない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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