2017.4.18 08:00

【小早川毅彦の打診球診】DeNA・筒香、昨年の数字を超えようと思うな

【小早川毅彦の打診球診】

DeNA・筒香、昨年の数字を超えようと思うな

特集:
筒香嘉智
16日のヤクルト戦で、外角球を左前に打ち返した筒香。覚醒は間近だ

16日のヤクルト戦で、外角球を左前に打ち返した筒香。覚醒は間近だ【拡大】

 WBC日本代表選手は、非常に大きな重圧を受けながら戦ってきた。野球に限らず、だれでも大きな仕事を終えた後は燃え尽きてしまうもの。人間だから仕方がない。そんな大会の直後にシーズン開幕がやってきた。精神的に厳しいものだ。日本に限らず、オランダ代表のバレンティンら他国の代表もシーズン序盤は苦しんでいる。

 特に日本の4番を任された筒香は、きつかったと思う。その思いは実際に4番に入った者にしか分からない。WBCで一定の結果を出し、そのままペナントレースでも周囲に期待されている。自分で自分にも期待していただろう。

 その期待に応えようという意識は「より確率を高めたい」という気持ちにつながる。そのため慎重になり、ボールを打つポイントが後ろ(捕手寄り)になっているケースが多い。もともとボールを引きつけて一気にはじき返すスタイルだが、狭いスペースでバットを振るしかない、窮屈なスイングになっている。

 昨年筒香が出した数字は素晴らしいものだが、その数字を超えよう-と思う必要はない。少しでも近づけば-というくらいの気持ちで、本来の姿に戻っていってほしい。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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