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【昭和野球列伝】阪神・遠山、昭和61年虎のアンチGルーキー

【昭和野球列伝】

阪神・遠山、昭和61年虎のアンチGルーキー

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巨人に1位指名された桑田真澄投手(PL学園)

巨人に1位指名された桑田真澄投手(PL学園)【拡大】

 ドラフト会議当日の夜、八代第一高の最寄り駅JR八代駅から約30分、6駅目の肥後田浦駅近くの自宅で、遠山は大阪から駆けつけたトラ番に囲まれて取材に応じた。以降、阪神の球団関係者が指名あいさつに訪れたときなど、何度か取材に訪れるうちに“衝撃の事実”が発覚する。

 「巨人の関係者から『逆指名してほしい』と言われていた。『桑田君(PL学園高・桑田真澄)を1位でいく。2位で遠山君を指名して投手王国をつくりたいんです』と言われました」

 ドラフト会議の前に巨人側の話を聞いていた遠山サイドの関係者の一人がそう証言したのだ。遠山にも、その言葉は間接的に伝わっていた。しかし、この“口説き文句”は逆効果になった。

 「遠山は前から巨人は好きじゃなかったけど、あれでよけいに嫌いになったと言っていました」

 遠山サイドは「阪神以外なら社会人(本田技研熊本)にいきます」と11球団に伝えていた。それでも、甲子園出場経験こそないものの、MAX144キロの左腕で高校通算69勝3敗。ノーヒットノーラン11回。打者としても打率・440、35本塁打の逸材を、どの球団も簡単にはあきらめてくれない。とくに熱心だったのが巨人だった。

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  • 入団会見でポーズをとる遠山。短ランにボンタン、時代です
  • 60年のドラフト会議で、張り出された1位指名選手の名前
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