2017.1.28 13:00

【球界ここだけの話(800)】ソフトバンク・内川と合同トレを行った広島・鈴木の言葉「去年をいかに忘れられるか」

【球界ここだけの話(800)】

ソフトバンク・内川と合同トレを行った広島・鈴木の言葉「去年をいかに忘れられるか」

走るソフトバンク・内川(左)と広島・鈴木

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 また新しい一年だ。宮崎・日向市でソフトバンク・内川聖一外野手(34)の元で自主トレを行った若い選手が口をそろえる。

 入門3年目の上林誠知外野手(21)は「内川さんも変化を恐れない人だから、言うことも去年とは違うし、新しい話も聞けます」。昨年から2度目となる合同トレを行った広島・鈴木誠也外野手(22)は「内川さんのようにずっと成績を残している人でも、いろいろな感覚を吸収しようとする。考え方や言うことも変わっていて、新たに吸収できることが多いです」と充実感を漂わせた。

 1年目より2年目、2年目より3年目とトレーニングの効率がよくなっていくことは確か。取材現場で聞いてしまうのが「前の年に経験しているから、やりやすいのでは」ということ。ただ、昨季が成功だったとしても、同じことをして今季もうまくいく保証はない。3人の言葉で、そんな当たり前のことを再確認させられた。

 鈴木は「去年をいかに忘れられるか」と極端な表現を使った。内川も今年の打撃に向けて、柔軟に語る。「『絶対にこう』と自分を窮屈にしないように。おおらかに、幅を持たせてゆったりと」。自身を強制しない男は後輩への接し方も同じ。一から十まで必要以上に面倒はみないように心がけているという。

 「気を使わせたり、『毎年来ないといけない』と思わせるのも嫌だ。(鈴木や上林が)また新しいものを求めてきているから、その気持ちに応えたい」

 自身も若いころは先輩の自主トレに同行を頼む半面、費用など自分でできることは自分でした。数年前まで一緒に練習した今宮健太内野手(25)が巣立っていったことも喜んでいた。

 求めるのは新しいもの。その姿が後輩たちにも伝わる合同自主トレを「毎年恒例」といったら失礼だろう。長年積み上げてきたもので通算2000安打にあと104本に迫る内川、大ブレーク翌年の鈴木、逆に一昨年の活躍で昨季は飛躍が期待されながら不本意に終わった上林。2017年は3人がまったく別の姿を見せるかもしれない。(安藤理)

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