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【球界ここだけの話(793)】難病「潰瘍性大腸炎」を抱えるオリックス育成D5・中道を前に向かせた医師の言葉とサポート体制

【球界ここだけの話(793)】

難病「潰瘍性大腸炎」を抱えるオリックス育成D5・中道を前に向かせた医師の言葉とサポート体制

ブルペンで捕手を務めるオリックス育成D5位・中道勝士捕手

ブルペンで捕手を務めるオリックス育成D5位・中道勝士捕手【拡大】

 新人合同自主トレに加わり、汗を流す。マスク越しに見える明るい表情からは決して、難病を抱えているとは想像つかない。オリックス育成ドラフト5位・中道勝士捕手(22)=明大。ルーキーは昨年末、厚生労働省が定める特定疾患「潰瘍性大腸炎」と診断された。あれから、1カ月近くがたったいま、率直な胸の内を語ってくれた。

 「診断結果が出て、先が見えない中、球団の方、先生も練習参加にGOサインを出してくれた。いま、本当に野球が楽しくて…。野球が好きなんだと実感しながら、やれています」

 予兆はささいなものでしかなかった。昨年12月の新人選手の入団会見から数日後のことだった。

 「少しだけおなかがゆるいな、と。でも、自分は毎年、冬になるとおなかがゆるくなるので、『いつものやつか』と思っていたんです。念のため、球団の方に相談したら、病院に行くことになって…」

 最初に訪れ、検査を受けたのが同21日。そして、同26日に診断名を告げられた。

 「ピンとこなかったです。病名も全く知らず、初めて聞きました」

 潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜が炎症を起こし、ただれたり、潰瘍ができる疾患。激しい下痢、腹痛などがみられ、完治は難しいとされている。中道の自覚症状としては軽度だったが、患部(内部)の状態は楽観視できるものではなかったという。それでも、医師の言葉に前を向けた。

 「先生から、同じ病気の安倍首相のことや(オリックスの)安達さんのことを聞きました。『自分次第。しっかり、言うことを守れば大丈夫だから』と。チームの先輩に安達さんがいることも本当に心強かったです」

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