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「鉄仮面」加藤初さんが死去…西鉄で72年に新人王、巨人76年ノーヒッター

「鉄仮面」加藤初さんが死去…西鉄で72年に新人王、巨人76年ノーヒッター

1986年8月2日の広島戦後、加藤氏(中央)は中畑清(右)と岡崎郁にねぎらわれて、鉄仮面を崩した

1986年8月2日の広島戦後、加藤氏(中央)は中畑清(右)と岡崎郁にねぎらわれて、鉄仮面を崩した【拡大】

 西鉄、太平洋(いずれも現西武)、巨人で通算141勝を挙げた加藤初(かとう・はじめ)氏が11日、直腸がんのため静岡県内の病院で死去した。66歳。静岡県出身。葬儀・告別式はすでに行われた。喪主は妻、和江(かずえ)さん。

 加藤氏は1972年、“黒い霧事件”で主力投手が退団した西鉄に入団し、1歳下の東尾修とともに活躍。1年目は48試合に登板し、17勝を挙げて新人王に輝いた。

 76年にトレードで巨人へ移籍。同年4月18日の広島戦でノーヒットノーランを達成するなど15勝をマークし、同じくトレードで移籍した左翼手の張本勲とともに長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)の初優勝に貢献した。

 マウンドではポーカーフェースで感情を表に出さないため、愛称は「鉄仮面」。長嶋終身名誉監督は「とにかく球が速く、ピンチでも表情を変えずに投げ抜く姿が印象的でした。こんなに早く亡くなるとは、とても残念です」としのび、「75年の最下位から翌年に初優勝できたのは『初っちゃん』の活躍があってのもの。先発、リリーフとよく働いてくれて、頼りがいのあるピッチャーでした」と感謝した。

 83年に右肩の血行障害に見舞われ、33歳で手術を受けることを決断。太ももの血管を右肩に移植する球界初のケースだったが、9月末に復帰して40歳まで現役を続けた。

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  • 1976年4月、広島戦でノーヒットノーランを達成し喜ぶ巨人・加藤初投手=広島
  • 加藤初の年度別登板成績
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