高山は原口に続き同点のソロをドカン! 秋季キャンプの成果を披露した【拡大】
阪神安芸秋季キャンプ(13日、安芸タイガース球場)打ち返した白球はフェンスを越えてスコアボード下を直撃した。高山が同点ソロを含む3安打猛打ショー。外野の一角は譲らない。バットで進化を見せつけた。
「シーズンにはできなかった、崩されながらのホームランでした。練習の成果が出たと思う。練習の方向性が間違っていないと自信が持てた」
2点を追う四回一死から原口と連弾だ。1球目は体をひねって避けるような内角への変化球。シーズン中に攻められ、苦労したコースだった。ところが同じようなボールだった2球目を、体勢を崩しながらも力強くスイングしてとらえた。
五回二死一塁では中前へ。六回一死一、二塁では右前適時打。3安打2打点とアピールした。
オリックスからFA宣言した糸井が加入すれば外野が1枠埋まる。自身も1年目の今季は球団新人最多を更新する136安打を放って新人王最有力候補の活躍をしたが、まだレギュラーが確約された存在ではない。チーム内に板山、中谷、江越ら競争相手は多い。
本人もそれはよく分かっており「負けたくない気持ちはある」とキッパリ。レギュラーの座をつかむため、打力に磨きをかける。 (高瀬悟嗣)