2016.9.30 05:03

打たれても、打たれても続投!DeNA・ラミレス監督、勝利より『大切なもの』

打たれても、打たれても続投!DeNA・ラミレス監督、勝利より『大切なもの』

スタンドから無数のテープ。場内を一周した三浦(中央)は帽子を取り、ファンへあいさつした(撮影・荒木孝雄)

スタンドから無数のテープ。場内を一周した三浦(中央)は帽子を取り、ファンへあいさつした(撮影・荒木孝雄)【拡大】

 (セ・リーグ、DeNA6-11ヤクルト、25回戦、DeNA14勝11敗、29日、横浜)今季限りでの現役引退を表明したプロ野球現役最年長選手、DeNA・三浦大輔投手(42)が29日、ヤクルト最終戦(横浜)で最終登板。6回1/3で12安打、10失点で3敗目を喫した。DeNAの全選手が「背番号18」をつけ、スタンドも「18」の青一色で染まる中、涙を流しながら全力でプレーした。

 打たれても、打たれても、微動だにしなかった。勝てば15年ぶりの勝率5割となる試合。常に勝利への執着心を強調するDeNA・ラミレス監督(41)だが、この日ばかりは『より大切なもの』を求めた。

 「三浦さんに白星をつけたい。勝率5割を目指したい。両方の気持ちがありました」

 三浦は六回を終えて116球。12安打10失点。ここからが“演出家・ラミレス”の真骨頂。その裏の打席で代打を送らず、七回のマウンドに送り出した。満員のスタンドもどよめく続投。「代えるときはマウンド上でと思っていた。ファンの声援を受けて、降りてもらいたかった」。ベンチで「もう1人、行ってもらう」と耳打ちすると、意図を察した三浦はベンチで号泣した。

 現役時代、敵として味方として戦った三浦がいるから、この日のベイスターズがある。だからあえて、情に流された。目標の5割を逃しても、2万8966人からの拍手はやまなかった。セレモニーで「次の目標はCSに勝ち、日本一になることです」と宣言した指揮官。番長を一丸で送り出したように、今度は一丸で頂点を目指す。 (志田健)

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  • 降板した三浦をハグするラミレス監督(撮影・山田俊介)
  • 7回、ベンチに戻り後藤と握手するDeNA・三浦=横浜スタジアム(撮影・矢島康弘)
  • 7回、降板するDeNA・三浦=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
  • 7回、降板するDeNA・三浦=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
  • ヤクルト戦で、現役最後の力投を見せるDeNA・三浦=横浜
  • 背番号の「18」が浮かび上がったスタンドを背に、マウンドに向かうDeNA・三浦(中央下)=横浜
  • 1回、同点本塁打を放ち、出迎える三浦(左)とタッチを交わすDeNA・梶谷=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
  • 1回、本塁打を放つDeNA・梶谷=横浜スタジアム(撮影・山田俊介)
  • 2回、DeNA・梶谷が適時二塁打を放つ=横浜スタジアム(撮影・矢島康弘)
  • 2回DeNA・梶谷が同点の右適時二塁打を放つ=横浜スタジアム(撮影・荒木孝雄)
  • 2回、DeNA・梶谷が右翼線に同点の2点二塁打を放つ=横浜
  • CSセパとも8日開幕
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