2016.6.24 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】好調の首位・広島でも…まだ分からない

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

好調の首位・広島でも…まだ分からない

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 今年もパの圧勝に終わった交流戦を見ていて、気付いたことがある。試合の終盤、つまり七-九回に攻守がしっかりできたチームが、いい成績を残している。

 パは速球に力負けしない打者が多く、セの救援陣を苦にしなかった。逆にソフトバンク・スアレスのように、先発陣に劣らない速球を投げる投手が出てくる。勝率5割以上の7球団のうち、パが5球団というのは当然の結果だ。

 リーグ戦は、24日に再開する。セは交流戦を6連勝で終えた広島が2位・巨人に6ゲーム差をつけて首位に立っているが、抑えの中崎が万全ではなく、まだ分からない。鈴木の3試合連続決勝本塁打など派手な活躍に隠れてしまっただけで、どちらに転んでもおかしくない試合が多かったからだ。同じリーグ首位でも、パのソフトバンクは終盤の強さが際立っていた。

 セのチームは広島を含め、走者を送るべきところでバントができない、併殺がとれる場面でミスが出るなど、終盤にしっかりした野球ができていない。それができるようになったチームが優勝争いに残ると思う。

 今年はどの球団も抑え投手が苦労している。終盤にもつれるとエネルギーの消耗が大きく、負けると疲れは倍増だ。選手にとって、例年以上にしんどいシーズンになりそうな気がしている。(サンケイスポーツ専属評論家)

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