メッセンジャーは八回、亀井を空振り三振に仕留め、通算1000奪三振【拡大】
結果的には、三回の2失点に泣いた。重信の適時打と、坂本の左越えソロだ。苦手に許した今季3被弾目は「唯一、気に入らないボールだった。フォークが浮いてしまった」と悔しがった。8回6安打2失点だが、完投負けで4敗目(4勝)。金本監督も「メッセを見殺しという感じかな、きょうは」と気遣った。
いつも、虎のためにマウンドへ上がり続けた。ここまで異国で輝けたのは、日本の野球だけでなく、食にもアジャストできたからだ。登板前日に必ず食べるラーメンがフォーカスされがちだが、実は牡蠣(かき)も大好物。遠征で訪れる都市ごとに行きつけの「オイスターバー」がある。その店に揃えられた、日本各地の生牡蠣を食べ比べるのがお気に入りの食べ方。「やっぱり○○の牡蠣が一番ウマいな!」とランク付けしながら、20個ほどをジュルッと食べきってしまう。日本の食べ物を愛している。生牡蠣にも食あたりせず、バットにも当てさせない。サムライのような胃袋とボールの切れ味で、メッセはもっともっと奪三振を積み重ねていく。