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【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】決め球がなくなった球児…プロ野球人生の岐路に立つ右腕に球団が期待すること

【「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記】

決め球がなくなった球児…プロ野球人生の岐路に立つ右腕に球団が期待すること

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「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
8回 力投する阪神・藤川=神宮球場(撮影・斎藤浩一)

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 まだ時期尚早の話ですが、球団内部には「藤川投手コーチ案」があるとも聞きました。彼の理論や考え方、実績などを見れば指導者として期待するのも当然かもしれません。ただし、それは今オフ以降の話の流れですが…。

 一方で、藤川球児の抑え転向への見通しが厳しい状況下で、虎のリリーフ陣にはきしみが起きています。マテオが不安定で、ドリスは故障。高橋にも疲れが出ています。2軍の福原も昇格する気配がありません。試合の中盤以降が相当、苦しくなっていますね。

 「先発が降りたら、後の投手が不安定。これは他球団も分かってきている。だから、先発の球数を増やし、早く降ろすように作戦を練ってくるだろう。広島やヤクルト戦でも、相手打者はファウルで逃げて、球数を稼いでいた。今後もその傾向は続くはずだ」とは球界関係者の話です。ならば打開策を練らない限り、阪神は苦境に陥るでしょうね。

 藤川球児の価値観を認める一方で、チームは中盤から終盤においての投手陣を再整備する必要に迫られています。どうすればいいのか? 新たな新外国人投手の獲得も視野に入るかもしれませんよ。今後の要注意事項ですね(笑)。

(毎週日曜に掲載)

植村 徹也(うえむら てつや)

1990(平成2年)年入社。サンケイスポーツ記者として、阪神担当一筋。運動部長、局次長、編集局長を経てサンスポ初の特別記者。2014年10月1日付でサンスポ代表補佐を兼務。阪神・野村克也監督招聘、星野仙一監督招聘を連続スクープ。ラジオ大阪(OBC)の月曜日~金曜日、午後9時からの「NEWS TONIGHT いいおとな」、土曜日午後6時半からの「ニュース・ハイブリッド」に出演中。「サンスポ・コースNAVI!」ではゴルフ場紹介をサンスポに掲載、デジタルでも好評配信中。