2016.5.13 08:00

【小早川毅彦のベースボールカルテ】鷹、快進撃の裏にある全力プレーの精神

【小早川毅彦のベースボールカルテ】

鷹、快進撃の裏にある全力プレーの精神

特集:
小早川毅彦のベースボールカルテ

 ソフトバンクが早くも独走態勢に入ろうとしている。戦力的な強さ以外に、目に見えない力というものがある。選手全員が危機感をもってプレーしているように感じるのだ。

 不動のレギュラーでも平凡な内野ゴロで一塁へ全力疾走。投手陣は判定に不服でも、ふてくされることなく投げている。熊本地震の被災者に手抜きのプレーは見せられない、という気持ちがあるのかもしれない。

 普段からきちんとした生活を送っている人は、ちゃらんぽらんでマイペースな人に比べて、ここぞというときに能力を発揮できるそうだ。人生や仕事で壁や障害に当たると、前者は立ち向かおうとするが、後者は避けて通ろうとするからだという。“プロ野球の父”正力松太郎翁の遺訓「巨人軍は常に紳士たれ」や、ヤンキースが身だしなみに厳しいことにも、根拠があるのだ。

 今はどこのチームの選手も礼儀正しく、よく教育されていると思う。ソフトバンクにはそれとは別に、練習時から張り詰めたような空気を感じる。31日開幕の交流戦で、セ・リーグの6球団は相当覚悟しておいた方がいい。(サンケイスポーツ専属評論家)

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