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お辞儀禁止!虎・藤浪、波乗れぬエースに3つの悪癖

お辞儀禁止!虎・藤浪、波乗れぬエースに3つの悪癖

15年の藤浪

15年の藤浪【拡大】

 室内練習場に威勢のいい音が響き渡った。セットポジションから藤浪が片山ブルペン捕手のミット目がけてズドン。近くでキャッチボールを見守っていた金村投手コーチが納得顔を浮かべた。

 「感覚としては良いものができつつある。それを毎回、毎球出せるようにしたいと思っています。状態は決して悪くはないので」

 開幕から3連勝したが、直近の3試合では未勝利(0勝2敗、防御率5・68)。前回登板3日の中日戦(ナゴヤD)も7回4失点で、大事な火曜日に2連敗を喫した。とくに与四死球はリーグワーストタイの21。制球の悪さは深刻だ。金村投手コーチは「今、フォーム修正を入れています。基本の真っすぐ(の修正)をね」とメスを入れたことを明かした。

 「セットポジションのときに、かがみ気味になっている。そうすると体のブレが大きくなる。ブレが小さくなると体の開きも小さくなるので、しっかり立って投げることが大事です」

 期待するのは昨季の復活劇だ。開幕から1勝4敗と不調だったが、5月14日のヤクルト戦(神宮)で9回1失点の完投勝利。そこから一気の6連勝を挙げ、プロ3年目で自己ベストの14勝をマークした。金村コーチは藤浪、香田コーチとともにその好調時のビデオと見比べて、修正点をチェック。セットポジション時に首が“お辞儀”しているところからフォームのバランスが崩れているのを指摘した。

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  • 仕事はたくさん。金村投手コーチ(右)は藤浪の打撃練習にも付き合った
  • セットポジションに構えたとき、昨季に比べると明らかに前かがみになっている。この“お辞儀”が修正点だ
  • 15年の阪神・藤浪
  • リリース時に首が傾き、肘が下がっている。これでは制球も乱れてしまう
  • キャッチボールする阪神・藤浪=甲子園球場新室内(撮影・中島信生)
  • キャッチボールする阪神・藤浪=甲子園球場新室内(撮影・中島信生)
  • メディシンボールを投げ上げる阪神・藤浪=甲子園球場新室内(撮影・中島信生)