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【佐藤春佳のスポーツブレーク】プロ初勝利も騒然…元ヤクルト・江村の今

【佐藤春佳のスポーツブレーク】

プロ初勝利も騒然…元ヤクルト・江村の今

特集:
佐藤春佳のスポーツブレーク
現在は福島に所属する江村。“不屈の心”でNPB復帰を目指す (撮影・佐藤春佳)

現在は福島に所属する江村。“不屈の心”でNPB復帰を目指す (撮影・佐藤春佳)【拡大】

 神宮球場の三塁側スタンドに、真っ赤な怒号が渦巻いていた。2013年4月23日ヤクルト-広島。ヤクルトのドラフト4位・江村将也投手は同点の八回二死一、二塁の場面で登板した。前田智徳への137キロの内角直球が左手首を直撃。マウンドににじりよるベテランを旗印に、両軍がもみ合いになった。

 不穏な空気のなか試合再開し、二死満塁で次打者を空振り三振。「ビビって投げることだけはしたくなかった」と集中力を保ち、左腕は逆転勝利を呼びこみ、プロ初勝利をつかんだ。しかし…。

 試合後、状況は一変した。前田の左手首骨折が判明。41歳の大けがは選手生命の危機を意味した。事情を知らなかった江村のコメントが一部のメディアに流れたことで誤解を生み、広島ファンのブーイングが始まった。江村は広島県福山市出身。本人は多くを語らなかったが、実家への嫌がらせなど、それは壮絶なものだったという。

 江村は現在、ルートインBCリーグ、福島に所属する。13、14年と中継ぎで通算50試合に登板。左肘遊離軟骨除去手術の影響で15年は登板なく戦力外通告を受けた。福島では現在、先発に挑戦中。肘の完治で球速も上がり、4月9日の武蔵戦(熊谷)で開幕投手も務めた。

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