2016.3.22 14:21

高木京投手に1年間の失格処分、球団に500万円の制裁金

高木京投手に1年間の失格処分、球団に500万円の制裁金

巨人の高木京介投手

巨人の高木京介投手【拡大】

 プロ野球・巨人選手による野球賭博問題について日本野球機構(NPB)の調査員会(委員長=大鶴基成弁護士)は22日、新たに関与が発覚した高木京介投手(26)を1年間の失格、球団に500万円の制裁金を課す処分案を発表した。熊崎勝彦コミッショナーはこれを受け、正式に処分を決定する。昨年10月には3選手が無期限失格処分、巨人球団は1000万円の制裁金を課された。

 高木投手は今年2月に週刊文春の取材で関与が取り沙汰され、当初は球団との契約を解除された笠原将生元投手の名前を挙げ「名前を貸していただけ」と否定。さらに同元投手や調査委が賭博常習者と認定した飲食店経営者から、虚偽の説明をするように持ちかけられたという。8日になって一昨年のシーズン中に8~9試合を対象に、3~4度現金を賭けていたことを認めた。

 同委員会では、先に無期限失格の処分が下された福田、笠原、松本元選手らに比べ、野球賭博の回数が少なかったことや、賭博常習者との交際の有無や関与の程度に明らかな差異が認められたとした。

 同コミッショナーは「許す限り、徹底的に調査して根絶に力を尽くす」としており、引き続きカギを握る笠原元投手や調査を拒否しているとされる飲食店経営者を含め、背景など全容解明のための調査を行う方針。

 今回の件では、熊崎コミッショナーが1月29日に選手間の金銭授受を禁止するコミッショナー通達を発令。その後の球団の調査で、7球団で「声だし」と称して自軍の勝敗に絡み祝儀名目で金銭授受をしていたほか、成績上位の投手間での金銭のやり取り、試合中や練習中のミスで罰金徴収、高校野球でのくじ形式での金のやり取りなどが行われていたことが判明した。各球団では野球協約違反には当たらないものの「賭博の温床となる」として、選手間の金銭のやり取り禁止を確認。近く12球団合同で声明を発表する。(産経新聞) 

  • プロ野球の賭博問題で読売巨人軍と高木京介選手の処分を発表する(左から)NPB調査委員会・吉田和彦委員、大鶴基成委員長、加藤善孝委員=22日、東京都港区(撮影・桐山弘太)
  • プロ野球の賭博問題で読売巨人軍と高木京介選手の処分を発表し退出するNPB調査委員会・大鶴基成委員長(左)の調査委員=22日、東京都港区(撮影・桐山弘太)
  • プロ野球の賭博問題で読売巨人軍と高木京介選手の処分を発表する(左から)NPB調査委員会・吉田和彦委員、大鶴基成委員長、加藤善孝委員=22日、東京都港区(撮影・桐山弘太)