原口(左)は昨秋金本監督(右)から何度も直接指導を受けた【拡大】
超変革の昇格者だ。沖縄-安芸のホットラインで昇格選手を決定した掛布2軍監督が“第3の男”の名前を口にした。
「(沖縄行きは)高山と板山と、原口。(理由は)第1クールが終わったころに高山と板山はいいですよといっていたから。一番気になる選手だしね。原口は監督が秋季練習で見てただろ? この3人が監督の方から『見たい』と」
金本監督の要請に応じて3選手の沖縄行きが決定。背番号124の招集は売り出し中の2人のルーキーと“見方”が異なる。ファーム6年間で11本塁打を放っている右打ちの大砲候補。昨年10月の秋季練習で、金本監督から直々に肩と腰を地面と水平に動かすように打撃フォームを指導された。将来の主軸を打てる大砲の育成が金本阪神のテーマ。最終クールでの昇格となった。
原口は前日22日の独立リーグ、高知との練習試合(安芸)で左翼へ強烈な適時二塁打。対外試合9打数2安打1打点ながら、その2安打はともに二塁打と自慢の長打力をみせつけてきた。
「大きい当たりを、バッティング練習で前よりも入れることができるようになりました」