2016.2.18 13:00

【球界ここだけの話(455)】楽天・オコエは朝5時過ぎからフルスイング…同室の2年目外野手は仰天

【球界ここだけの話(455)】

楽天・オコエは朝5時過ぎからフルスイング…同室の2年目外野手は仰天

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サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神との練習試合の8回、タイムリーを放つ楽天・オコエ=宜野座村野球場

阪神との練習試合の8回、タイムリーを放つ楽天・オコエ=宜野座村野球場【拡大】

 楽天のドラフト1位・オコエ瑠偉外野手(18)=関東第一高=が、14日の韓国ハンファとの練習試合(金武)で“満点デビュー”を果たすと、続く16日の阪神との練習試合(宜野座)でも結果を残した。

 久米島キャンプ初日の打撃練習からは、想像できないほど急成長を遂げている。その裏には、人知れない努力があった。同キャンプ地の選手宿舎では、2年目の福田将儀外野手(23)と同部屋だった。

 オコエは午前5時過ぎに起床。「池山打撃コーチに教わったことを忘れないように」とバットを握ると部屋の中で素振りを開始した。福田は「寝ていたらブンブン音がするから目が覚めた」と証言。少しでも睡眠を多くとって疲労回復に努めると思いきや、ガチで振る姿に仰天したという。

 オコエの主な1日のスケジュールは、早朝素振り→全体練習→居残り練習→夜間練習。まさに練習漬けの日々が続く。両手のひらの皮がやぶれるのは無理もない。梨田監督は「まともにバットが振れる状態ではないのに、よく耐えている」とその努力に目を細めていた。

 練習だけではない。久米島キャンプ初日から、“野球ノート”をつけ始めた。ミーティングでの話、課題の打撃について、守備や走塁面でもためになることを書き込んだ。1月の新人合同自主トレーニングでは、天真爛漫(らんまん)な振る舞いで注目を浴びたが、沖縄では謙虚な姿勢に変わった。

 「高校時代は自信を持ってプレーしていたけど、プロ入りして先輩方の中に入ってレベルの違いを感じた。守備ではゴロの捕り方ひとつでも違う。パッと入って開幕1軍なんてそんなに甘くない。アピールをするとかではなく、それ以前に先輩方のプレーを見習って学んでいくしかない」

 努力と吸収力が実を結んだ。星野副会長は、中日監督時代に高卒1年目でレギュラーに抜擢(ばってき)した教え子を引き合いに「オコエはスケールで立浪より上だな。自分のことをあれだけ分析できる高校生は見たことがない。将来がえらい楽しみだ」と大きな期待を寄せた。

 生き残りをかけた外野争いはし烈を極めるが、高い身体能力を持つルーキーに注目していきたい。(楽天担当・広岡浩二)