2016.2.4 05:03(2/2ページ)

阪神・矢野バッテリーC、D2・坂本に“炎の238本ノック”

阪神・矢野バッテリーC、D2・坂本に“炎の238本ノック”

特集:
2015ドラフト会議
ノックを放つ阪神・矢野コーチ=沖縄(撮影・森田達也)

ノックを放つ阪神・矢野コーチ=沖縄(撮影・森田達也)【拡大】

 矢野コーチがルーキー坂本を黒土まみれにした。ノックバットを握る手がまったく止まらない。白球を左右に振る。クロスプレーの特訓もする。午後2時32分から1時間6分、のべ238本ものゴロを浴びせた男の声はガラガラになった。

 「できるときにやろうと思った。しんどくなれば足も使わなくなるし、そうなるとスローイングでもミスをする。キャンプは疲れるためにやっているんやから」

 三遊間などの内野のポジションで構えさせ、捕球後のスローイング練習を148本。捕手の位置で90本を追わせた。「足で捕りにいけ」「いい顔や」「言い訳王子やな」。ときおりジョークも交えながら、厳しく明るく、メスを入れていた。

 「(坂本の捕球時の)立ち位置で引っかかるかなというのがあった」

 今季から本塁でのブロックが禁止となることもあり、走者の走路を完全閉鎖しないよう修正。坂本も「癖で出てしまうと思うし、しっかり確認したい。(矢野コーチは)何がよくて何が悪いのかいってくれるし、わかりやすい」と感謝の思いを口にした。

 矢野コーチは帰り際、関係者からのど飴をもらうと「ちょうどえぇわ」と喜び、口にいれた。それほど全精力を注いた。梅野、鶴岡らの正捕手争いは混とんとしている。「捕手が(声でも)一番目立てといっている」。矢野道場はまだ序盤だ。

キャンプ日程へ

(紙面から)

  • 矢野コーチ(手前)は坂本へノックの雨を降らせた。その数、238本