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「母に感謝」巨人支えた“ミスター完投”斎藤氏が殿堂入り!

「母に感謝」巨人支えた“ミスター完投”斎藤氏が殿堂入り!

1989年7月15日、斎藤氏はヤクルト戦で11連続完投勝利のプロ野球記録を樹立。「ミスター完投」の異名がついた

1989年7月15日、斎藤氏はヤクルト戦で11連続完投勝利のプロ野球記録を樹立。「ミスター完投」の異名がついた【拡大】

 2016年の野球殿堂入りが18日、東京・文京区の野球殿堂博物館で発表された。表彰のプレーヤー部門は、西武などで通算224勝を挙げた現ソフトバンク監督の工藤公康(52)と巨人のエースだった斎藤雅樹(50)の両氏で殿堂入りは計192人となった。

 巨人の生え抜きの殿堂入りは2008年の堀内恒夫氏以来。「ミスター完投」こと斎藤氏は「野球を始めるきっかけを作ってくれた母に感謝したい」と笑みをたたえた。

 小5のとき、母・ユキ子さん(78)が川口リトルリーグのテストに申し込み、ソフトボール少年は野球に本格的に取り組んだ。

 埼玉の公立校、市川口高の右腕を、巨人が早実高・荒木大輔(元ヤクルトなど、現サンケイスポーツ専属評論家)の外れ1位で指名したのは野手転向を視野に入れてのもの。1年目の1983年5月に多摩川グラウンドへ2軍の練習を見に来た藤田元司監督(故人)の助言で横手投げに転向し、投手に専念することを認められた。

 武器は伸びのある直球と、切れのあるカーブ、シンカー。89年5月10日の大洋(現DeNA)戦から7月15日のヤクルト戦まで11試合連続完投勝利のプロ野球記録を樹立し、この年から2年連続で20勝を挙げた。

 「普通ッス」が口癖で大言壮語することはなかったが、信頼度は抜群。長嶋茂雄監督(現終身名誉監督)の第2次政権では93年から5年連続で開幕投手を務め、94-96年は完封勝利で飾った。

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  • 野球殿堂入りした工藤氏(左)と斎藤氏。工藤氏は史上4人目の資格1年目での選出となった(撮影・加藤圭祐)
  • 野球殿堂入りし、撮影に応じる(左から)榎本喜栄氏(故・榎本喜八氏の長男)、ソフトバンク・工藤監督、斎藤雅樹氏、熊﨑勝彦理事長、松本満郎氏(故・松本瀧蔵氏の長男)、山中正竹氏=東京都文京区(撮影・加藤圭祐)
  • 野球殿堂入りし、撮影に応じるソフトバンク・工藤監督と斎藤雅樹氏=東京都文京区(撮影・加藤圭祐)
  • 斎藤雅樹の年度別登板成績
  • 競技者表彰プレーヤー部門・開票結果