ストレッチをするオリックスの新人たち。イチローとの遭遇に感激【拡大】
球団のレジェンドOBとの対面式は、田口2軍監督のセッティングでほっともっと神戸で実現した。オリックスの新人11選手(育成契約2人を含む。D3位・大城滉二内野手=立教大=は授業のため欠席)は緊張と至福のひとときを過ごした。
11日の自主トレ2日目に痛めた左ふくらはぎ治療のため、吉田正はルーキー仲間より少し遅れて駆けつけた。「自己紹介したら『青学(大)の子やな』って言われました。自分のことを知っててくれてすごくうれしかった」。結果、“単独あいさつ”となり、イチローに直接声をかけられた。
聞いてみたいことは山ほどあったはず。だが、田口2軍監督が「アレ(イチロー)を前にして積極的に話ができる新人なんかいない」と話したとおり、だれもがカチンコチン状態。しばらくして帰路についたため、その後に行われた打撃練習も見学できなかった。それでも吉田正は「(姿を)見れただけでもよかった」と、少年のようにほほを紅潮させた。
「42歳とはとても思えない。あの体形…ずっと若く見えました。僕もできるかぎり長く現役でやりたい」