ランニングをする中日・小笠原(左)=ナゴヤ球場(撮影・森本幸一)【拡大】
黄金ルーキーが衝撃の告白だ。小笠原が入寮初夜いきなりホームシックにかかっていたことを明かした。
「さみしかったです…。(寮でも)寝るしかないので。夜も何をしていいかわからない」
昨夏の甲子園を沸かせた優勝左腕が、親元に帰りたくなっていた。たまらず、東海大相模高でチームメートのオリックスのD5位・吉田凌投手と、仲が良い同D6位・佐藤世那投手(仙台育英高)に、スマホの無料通信アプリ「LINE」で泣きを入れた。
小笠原 「帰りてぇ」
吉田と佐藤の返信は 「早すぎるだろ!」。 旧友へのLINEに「辛い」「寂しい」「味方がいない」「走るのが嫌」「神奈川に帰りたい」とSOSの連続だった。小笠原は支配下登録選手のルーキー6人のうち、唯1人の高校生(育成に高校生が1人)で新人は年上ばかり。地元の神奈川を出ることも初めてという18歳は、極度の緊張状態に追い込まれていた。