2015.12.12 13:00(2/2ページ)

【球界ここだけの話(387)】不法賭博の林昌勇からの売り込みを蹴っていた福良監督…直感がチームの危機を救った

【球界ここだけの話(387)】

不法賭博の林昌勇からの売り込みを蹴っていた福良監督…直感がチームの危機を救った

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サンスポ記者の球界ここだけの話
林昌勇からの売り込みに待ったをかけていたオリックス・福良監督

林昌勇からの売り込みに待ったをかけていたオリックス・福良監督【拡大】

 そんな動きに待ったをかけたのが、当時は監督代行として采配を振るっていた福良新監督。2016年の戦いを見据えて補強をどうするか、という話題になったときに言い切った。

 「フレッシュなメンバーで戦いましょう」

 中島、小谷野、バリントン、ブランコ…。他球団で活躍した大型選手を補強した今季は、まさかの大低迷。出直しを誓ったチームに新監督が臨んだのは、「昔の名前」ではなく新鮮さだった。逆に言えば、平野、岸田、佐藤達という現有戦力の救援陣に自信があるという考えの裏返しでもある。

 もしあのとき、福良監督が林昌勇に飛びついていたら…。大々的に獲得を表明した後に、先の騒動が発覚するわけだから、今頃、オリックスはとんでもないドタバタに巻き込まれていたはず。当然、新外国人の補強も後れを取ることになっただろう。

 先日の阪急・オリックスOB会では「寡黙な福良」と山田久志、福本豊ら大先輩たちから繰り返され苦笑いだった新監督だが、筋は通っている。チームの危機を救った直感が来シーズン、どう生かされるか。楽しみがひとつ増えた。(上田雅昭)