ヒースの年度別登板成績【拡大】
絶対に残って欲しい。ただ、もしもの場合は敏速に対応しなければならない。呉昇桓との交渉を続けながら、流出危機に備えて新外国人投手リストの作成を進めている中で、聞き覚えのある名前が急浮上していることが分かった。最速154キロ右腕のヒースだ。
「球も速いし、いい投手。日本にも慣れてきたし、クイックなど改めてきちんと教えて対応できれば、戦力として計算できる」と球団幹部。ヒースは昨年7月にホワイトソックス3Aから広島に入団。7試合に先発して3勝(0敗、防御率2・38)を挙げた。2年目の今季は抑えを期待されたが安定感を欠き、43試合で3勝6敗4セーブ10ホールドに終わったが、防御率は2・36だった。
広島は来季の保留選手名簿(12月2日公示)から外したが、実質、日本でのキャリアは1年ちょっと。阪神はメッセンジャーが来日2年目に覚醒した経験もあるだけに、日本野球に慣れることで、ヒースにはまだ伸びしろがあると見ている。