2015.10.18 05:03(3/3ページ)

金本新監督誕生へ!「タイガースのために全身全霊かけてやる」

金本新監督誕生へ!「タイガースのために全身全霊かけてやる」

悩みに悩んで監督要請を受諾した金本。全身全霊をかけた鉄人の戦いが始まる

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 そこで結論は出なかったものの金本氏はドラフト戦略について「面白い将来性のある選手を獲ればいいのでは」などと改革案を次々提言。目から鱗が落ちるようなプランに球団幹部は感心した。

 12日夜、東京での3度目の交渉でも金本氏は保留したが、球団サイドと接触する際にはイエスかノーかを告げると決めていた。金本氏は14日にサンケイスポーツの取材にこれまで黙秘を貫いてきた理由について「チームが戦っていたから。選手にも失礼でしょう。プロ野球人として(自分のことで)騒がせて、邪魔をしたくなかった。これがすべて」と激白した。胸中については「本当に悩んでいます」と語っていた。

 戦力面では若手の伸び悩みが目立ち、過渡期から抜け出せていない。コーチ経験もなく、課題が山積するチームを背負う英断をした金本氏に、神戸市内で取材に応じた坂井信也オーナー(67)=電鉄本社会長=は「大変よろこんでます」と感激。「熱い人やしね。一生懸命。命を懸けてやるというようなコメントを聞いたりする。改革にふさわしい人だと思います」と期待をかけた。

 第33代監督がついに決まった。就任会見は19日に予定。球団サイドはこれから金本氏の意向を最大限くんだ上で、組閣作業を本格化させていく。この日、宿敵巨人の原監督が辞意を表明。球史を彩ってきた両球団が明暗を分けながら、2016年へ大きく動きだした。

新監督問題の経過

 ★9月23日 自力2位が消滅し、和田監督の続投方針は白紙に
 ★27日 V逸で和田監督が辞任の意向を固め、金本氏が次期監督の最有力候補となった
 ★30日 坂井オーナーと南球団社長が会談。金本氏に新監督就任要請する方針を固めた
 ★10月1日 南球団社長が金本氏と第1回交渉
 ★8日 南球団社長らが金本氏と2度目の交渉も、回答を保留
 ★12日 東京都内で南球団社長らが金本氏と3度目の交渉も平行線

金本 知憲(かねもと・ともあき)

 元外野手。1968(昭和43)年4月3日生まれ、47歳。広島県出身。広陵高から東北福祉大を経て92年D4位で広島入団。03年にFAで阪神に移籍し同年、05年と2度のリーグVに貢献。1492試合連続フルイニング出場は世界記録。12年引退。通算2578試合で2539安打(打率・285)、476本塁打、1521打点。MVP1度、打点王1度、ベストナイン7度。右投げ左打ち。1メートル80、88キロ。

(紙面から)