先発のメッセンジャーは再三のピンチを切り抜け、7回2失点と力投。勝利に導いた(撮影・安部光翁)【拡大】
(セ・クライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦、巨人2-4阪神、11日、東京ドーム)敵地東京ドームのスタンドを黙らせた。レギュラーシーズン無冠に終わったメッセンジャーがポストシーズンで意地をみせた。
「ブルペンで準備していたときからアドレナリンが出ていたよ。初回に3点をもらって、楽に投げることができたね」
3点リードの一回、先頭の立岡に右中間への三塁打。片岡の三ゴロの間に1点を許したが、その後はカーブを効果的に使って踏ん張った。七回先頭の代打・アンダーソンに左翼へのソロで2点差に迫られたが、それ以上の得点は許さなかった。
121球を投げ、7回9安打2失点。これでポストシーズン通算3勝目をマークした。今季レギュラーシーズン7試合で2勝4敗、防御率3・57と苦戦した巨人打線にリベンジを果たした。