甲子園で調整する藤浪。CS開幕は任せた!(撮影・山下香)【拡大】
寮内で静養しているときに朗報が届いた。すでに内定していたCS開幕投手現実へ。若きエース藤浪が下克上の急先鋒になる。
「負けたら終わり(CS敗退)ではないですけど、負けられない。取り返しのつかないゲームなので、もし出れることがあればそういう気持ちでしっかり臨みたいです」
ポストシーズン出場が決まっていなかった前日6日にはそう意気込んでいた。目指すは昨年の再現だ。2014年もペナントレース終盤に失速して優勝を逃し、広島とのCSファーストステージ(甲子園)も1勝1分けで何とか突破。その重い雰囲気を吹き飛ばしたのが藤浪だった。
10月14日のファイナルステージの1戦目(東京D)に先発し、7回1失点。チームを勝利に導く快投をみせた。そこから一気に4連勝を飾り、日本シリーズ進出。自身は「新たな気持ちでいきたい」と話していたが、今回もやってくれるはずだ。