2015.10.7 05:01

野球賭博の実態…事情に詳しい関係者「暴力団の重要な資金源」

野球賭博の実態…事情に詳しい関係者「暴力団の重要な資金源」

 巨人で野球賭博の関与が発覚したことで、野球が追加種目として大会組織委員会から国際オリンピック委員会(IOC)に提案された2020年東京五輪への影響も懸念される事態になっていることが6日、分かった。また、多くの球団が対応に追われた。

 関係者によると、野球賭博では、胴元側が試合ごとに対戦チームの力量に合わせて「ハンデ」を設定する。弱いチームはハンデが大きく、負けても少ない点差であれば賭博上は「勝ち」とされることもあるという。

 胴元側はハンデをメールなどで客側に配信し、客はどこにいくら賭けるかを返信。胴元は、デーゲームのない月曜日などに銀行口座などを通じて賭け金を清算する。賭け金は通常、1試合1万-100万円だが、数百万円を賭ける客もいる。1日で数千万円単位が動くこともあり、その1割程度を手数料として胴元側が徴収する仕組みという。

 野球賭博の元締とされるのは暴力団で、事情に詳しい関係者は「暴力団の重要な資金源となっており、その規模は日本全体で数十億円ともいわれている」と指摘する。警察当局は取り締まりを強化。今年7月には新潟県警、9月には徳島県警が野球賭博に関与した疑いで、それぞれ指定暴力団山口組系組長らを逮捕したが、実態は“イタチごっこ”となっている。

(紙面から)