実りの秋へ気合十分の江越【拡大】
レギュラーシーズン全143試合が終了してから一夜明け、期待の若虎がすぐさま動き出した。スーツ姿で宮崎へと出発した江越は、強い自覚を口にした。
「CSはあると思って準備しますが、(まずは)練習してきたことを続けることです。いいところを見せてアピールしていかないといけない立場だし、来年にもつなげないといけない」
CS進出の行方は、7日の広島の最終戦(中日戦、マツダ)の結果次第だ。ポストシーズンに備えることは当然だが、目の前の鍛錬に全力を尽くすことはいつでも同じ。6日からフェニックスリーグに参加するが、今回もテーマを持って乗り込んだ。
「ミスショットをしないこと。オーバースイングにならないように。フルスイングとは違う」
自慢の強いスイングを生かしていくことが今後の飛躍の鍵。持ち味を殺さず、いかに確率を上げていくか。それは今季限りで退任する和田監督への“恩返し”にもなる。
1年目の今季は春季キャンプから1軍参加。常に期待し、気にかけてくれた指揮官は、最終戦となった前夜も直接アドバイスをくれたという。
「試合で100%の力で振るためには、練習で120%振って、試合では80%で、という感覚を身につけて欲しい」