七回、岩崎は左ふくらはぎをつり、無念の降板となった【拡大】
終わってみれば1点差に詰め寄られていただけに、安藤の価値は高い。和田監督も「『いつ何があるかわからない』という気持ちで準備してくれている」と最大級の賛辞を贈った。
安藤はグラウンドを離れても、頼りになる先輩だ。今年から支配下登録された島本が7月上旬に打ち込まれて2軍落ちが決まると、食事に連れて行き、悩みを聞いた。先日6日に先発した岩貞が結果を残せず、登録抹消が決まった際も、お好み焼きに誘って励ました。「そういうのも大事だから」。いまや、虎に欠かせない精神的支柱だ。
「暑いから大変だけど、優勝のチャンスだから、みんなで力を合わせて勝っていきたい」
残り42試合。2003年、05年のリーグVを経験している37歳がチームを縁の下から支えていく。 (小松真也)
(紙面から)