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藤浪、ハーラートップタイの9勝や!虎が単独首位に浮上

藤浪、ハーラートップタイの9勝や!虎が単独首位に浮上

ファンの声援に帽子を振って応える阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・安部光翁)

ファンの声援に帽子を振って応える阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・安部光翁)【拡大】

 夏に強いイメージがあるが、この時期になると悔しい記憶が甦る。高校2年の夏。大阪大会の決勝で逆転負け。大粒の涙を流した。「悔しさはありました」。1年後の雪辱を誓い、2012年に史上7校目の甲子園春夏連覇を果たした。負けを経験し、強くなった高校生活。転んでも、立ち上がる精神こそが剛球右腕の真骨頂だ。

 そんな若きエースに、和田監督は「誰でも立ち上がりは不安。それ以降は気持ちを出していったね」とたたえた。8月の初登板は白星発進。一昨年は5試合で4勝無敗。昨年は5試合で1勝3敗と負け越し、チームも巨人に引き離され、優勝を逃しただけに心強い。

 チームは0・5ゲーム差の単独首位浮上。「反省して次はしっかり投げられるように」。まだまだ混セの夏。自分を戒め、歯を食いしばる背番号19の姿が虎の牙となる。 (柏村翔)

データBOX

 ◎…藤浪がハーラートップタイの今季9勝目を挙げ、通算30勝目をマークした。ドラフト制(1966年)以降に入団した投手が高卒3年目以内に通算30勝以上は楽天・田中将大(2007-09年=35勝、現ヤンキース)以来、6年ぶり10人目。球団では2年目の68年に到達した江夏豊(67-69年=52勝)に次ぐ47年ぶり2人目で右腕では初。藤浪は68試合を要したが、江夏の77試合を上回る早さでの到達となった。
 ◎…2桁奪三振をシーズン7度はセ、パ両リーグ今季最多で、昨年の楽天・則本の7度以来。球団では04年の井川慶の8度以来、11年ぶり。

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(紙面から)

  • 序盤は苦しみながらも9勝目を挙げた藤浪。尻上がりに三振を奪った(撮影・今野顕)
  • 7回6安打2失点でハーラートップタイの9勝目を挙げた阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・今野顕)
  • ヒーローインタビューの阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・安部光翁)
  • 8回から登板した阪神・福原=横浜スタジアム(撮影・今野顕)
  • 高卒3年目までに通算30勝以上した投手
  • 9回、二塁打を放つ阪神・ゴメス=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 8回、二塁打を放つ阪神・新井=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 2回、阪神・大和がタイムリーヒット=横浜スタジアム(撮影・今野顕)
  • 3回、内野安打を放つ阪神・鶴岡=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 3回、犠打を決める阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵
  • 3回、内野安打を放つ阪神・江越=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 1回裏、DeNA・宮崎の中前安打を本塁へ好返球する阪神・江越=横浜スタジアム(撮影・今野顕)