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藤浪、ハーラートップタイの9勝や!虎が単独首位に浮上

藤浪、ハーラートップタイの9勝や!虎が単独首位に浮上

7回6安打2失点でハーラートップタイの9勝目を挙げた阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・今野顕)

7回6安打2失点でハーラートップタイの9勝目を挙げた阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・今野顕)【拡大】

 ハマスタの夜風を浴びながらのヒーローインタビューで、藤浪に笑みはなかった。安堵の声に、悔しさがにじんだ。

 「自分が納得したのは七回だけ。それ以外は全然よくなかった。鶴岡さんのリードに助けられました」

 立ち上がりは制球に苦しんだ。1-0の一回二死二塁とされ、筒香に同点打。なおも、二死二塁からロペスに右中間へ適時二塁打を浴び、勝ち越しを許した。

 三回は満塁のピンチを背負ったものの、「グラブの位置とか、いろいろ修正しようと試みた」。投球始動時に両腕を高めに上げ、左足を高く上げることでためをつくり、立ち直った。二回以降はゼロだけを並べた。カットボールを駆使して10三振を奪うなどして流れを渡さず、DeNA戦は4戦全勝とした。

 前回7月31日のヤクルト戦(甲子園)は足がつりかけるアクシデントもあり、3回2/3を6失点で今季最短KO。鶴岡からは「調子が悪いなかで立ち直るのがエースだ」と言われ、迎えた中7日での登板だった。首位巨人がデーゲームで敗れ、勝てば首位。若きエースが試合中に、驚異の修正能力をみせた。

 123球で7回6安打2失点。中日・大野、広島・前田に並ぶハーラートップの9勝目。節目の通算30勝目に到達した。今季145奪三振で楽天・則本を抜いて両リーグトップ。勝率・643(9勝5敗)も含めた“3冠”だ。

 藤浪の季節がやってきた。残念ながら母校・大阪桐蔭高は大阪大会のベスト8で敗退。それでも、大会期間中にエクレアやドーナツやシュークリーム、ジュースを差し入れた。部員約60人に各2個ずつ渡る心遣いだった。

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  • 序盤は苦しみながらも9勝目を挙げた藤浪。尻上がりに三振を奪った(撮影・今野顕)
  • ファンの声援に帽子を振って応える阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・安部光翁)
  • ヒーローインタビューの阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・安部光翁)
  • 8回から登板した阪神・福原=横浜スタジアム(撮影・今野顕)
  • 高卒3年目までに通算30勝以上した投手
  • 9回、二塁打を放つ阪神・ゴメス=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 8回、二塁打を放つ阪神・新井=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 2回、阪神・大和がタイムリーヒット=横浜スタジアム(撮影・今野顕)
  • 3回、内野安打を放つ阪神・鶴岡=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 3回、犠打を決める阪神・藤浪=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵
  • 3回、内野安打を放つ阪神・江越=横浜スタジアム(撮影・白鳥恵)
  • 1回裏、DeNA・宮崎の中前安打を本塁へ好返球する阪神・江越=横浜スタジアム(撮影・今野顕)