4回 投球する阪神2番手・岩本=マツダスタジアム(撮影・永田直也)【拡大】
開幕ローテを勝ち取ったが、先発として結果を残せなかった。中継ぎに配置転換され、2軍では投球フォームの修正に力を入れた。平均台でシャドー投球をするなどし、開幕当初のキレのある直球をよみがえらせた。
7月20日に1軍再昇格した後は5試合連続の無失点。和田監督は「きょうは岩本。2イニングをしっかり抑えてくれた」と最敬礼。中西投手コーチは今後について「(中継ぎより)ここ」と頭に手を置き、先発の可能性を示唆した。
「毎日しっかり準備をして、投げるところでしっかり抑えたい」。岩本が1軍定着を誓って言いきった。 (柏村翔)
岩本 輝(いわもと・あきら)
投手。1992(平成4)年10月21日生まれ、22歳。山口県出身。南陽工高時には2年春、3年夏に甲子園出場。2011年D4位で阪神入団。12年9月9日の中日戦(ナゴヤD)でプロ初登板初先発初勝利。今年は開幕ローテ入りし、4月1日のヤクルト戦(神宮)で自身3年ぶりの勝利。1メートル82、82キロ。通算成績は18試合登板、4勝2敗、防御率2・20。右投げ左打ち。年俸650万円。背番号「59」
(紙面から)