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県岐阜商・高橋、6球団8人スカウトの前で投げずに散る/岐阜

県岐阜商・高橋、6球団8人スカウトの前で投げずに散る/岐阜

高橋はスタンドにあいさつに行き、天を仰ぐ。涙こそ見せなかったが、悔しい思いが見て取れた(撮影・森本幸一)

高橋はスタンドにあいさつに行き、天を仰ぐ。涙こそ見せなかったが、悔しい思いが見て取れた(撮影・森本幸一)【拡大】

 第97回全国高校野球選手権大会岐阜大会準決勝(24日、県岐阜商3-4斐太、長良川)最後の打者は、中飛に倒れた。高橋は肩を落とす仲間に言葉をかけながら、応援団にあいさつに向かう。直後に両腕をグーッと伸ばすと、苦虫をかみつぶしたような表情をみせた。

 「個人としては投げられず、すごく情けなく終わったが、チームとしては日々、成長していた。いい夏だった」

 一回、先発した2年生の岩井が2失策も絡み3失点。飛騨地区から初の甲子園出場を目指し、全校をあげて応援に駆けつけた斐太の大声援にチームが浮足だった。二、三回に計5安打で追いつくも、その後は八回を除いて走者を出しながら本塁が遠い。逆に六回に犠飛で勝ち越され、甲子園出場を逃した。

 「課題を1つ1つ乗り越えて日々、回復しているのを感じながら、調子は徐々に上がってきていた」と自身を振り返る。7月上旬に左太もも裏を肉離れ。21日の準々決勝の中京戦での復帰を目標に調整し、七回から1回2/3を2安打無失点。最速は144キロを計時も、本調子にはほど遠かった。

 小川監督は「きょうはどんな流れであれ、出すつもりはなかった。悔いの残る夏大会になったかもしれない」と話した。決勝では先発の可能性があったというが、その前に大会から姿を消すことになってしまった。

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  • 高橋は準決勝は登板せず。決勝には出る予定だったが、投げずに夏が終わった
  • 試合後、スタンドから声援を送ってくれた応援団、観客にあいさつをする際、目頭をお押さえる県岐阜商・高橋=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)
  • 試合中、ベンチから声援を送る県岐阜商・高橋(中央)=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)
  • 試合後、取材を受ける県岐阜商・高橋=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)
  • 試合終了の瞬間、ベンチでガックリとうなだれた県岐阜商・高橋=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)
  • 試合後、ナインを慰める県岐阜商・高橋(右から2人目)=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)
  • ブルペンで目を閉じ祈るような仕草を見せた県岐阜商・高橋=岐阜長良川球場(撮影・森本幸一)