2015.5.7 05:00

トップアスリートが小学生を指導! 動画を公開

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誌面「ソトイコ!」

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 トップアスリートが、体育が苦手な児童も含む小学生に指導する運動教室。今回は元ヤクルトスワローズ投手で野球評論家の荒木大輔さんと、200メートル走日本歴代3位の記録を持つ飯塚翔太選手が、「ボールの投げ方」と「走り方」の基本を教えた。

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 子供の心身の成長にとって「成功体験」は重要だ。荒木さんと飯塚選手による教室は3月、東京都内の小学校で開かれた。ともに、運動が苦手な、嫌いな子供も参加したわずか1時間程度の指導だったが、ソフトボール投げの距離が一気に7メートルも伸びた児童もいれば、50メートル走では指導後に半数以上の子供がタイムを縮めた。

 子供たちの体力低下が指摘されるが、短時間であっても適切な指導を行えば、多くの児童は体力を測る数値は上昇するという好例だろう。

 2020年東京五輪の開催が5年後に迫り、スポーツ・運動への関心が日に日に高まる一方で、東京五輪を選手として、あるいはボランティアとして迎えるだろう現在の小・中学生の体力・運動能力の低下が深刻になっている。

 文部科学省が実施している「全国体力テスト(体力・運動能力調査)」によると、子供の体力・運動能力は昭和60(1985)年ごろをピークに低落傾向にあり、今の子供の数値と、親や祖父母の子供時代の結果を比べると、10歳男子の投力が50年間で約6メートルも落ちるなど、大半のテスト項目で子供の世代が親の世代を下回っている。

 一方、身長や体重などの体格を同年齢時で比較すると、今の子供たちは親の世代を上回っている。10歳児の平均身長は、前回の東京五輪開催時(1964年)より男子は約6センチ、女子は約7センチ高くなった。体格の向上と体力上昇が比例しない現状は、子供たちが大人になった際の生活習慣病の増加やストレスに対する抵抗力低下などへの懸念増大を招いている。

 このような体力・運動能力の低下傾向は、屋外で遊んだり、スポーツに親しんだりする機会の減少が背景の1つにあるとみられ、これはつまり、短時間でも機会を今より与え、適切な指導を行えば、多くの児童は体力を測る数値の上昇・改善は期待できるということだろう。荒木さんと飯塚選手による指導教室はその一例だ。

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