ベンチの阪神・和田監督=甲子園球場(撮影・中島信生)【拡大】
(セ・リーグ、阪神3-1ヤクルト、4回戦、2勝2敗、28日、甲子園)開幕以来、1カ月ぶりの2連勝。和田監督は試合後のテレビインタビューでほおを緩める一方で、問われることなく、三回以降無安打に終わった打線を自ら指摘した。
「メッセに勝ちがついたのも大きいし、江越の3ランで勝てたというのも大きいですが、ヒットが二回の3安打だけで終わってしまったんで、そこは反省点として。きょう、何とかとったので」
ワンチャンスをものにし、藤井の巧みなリード、鳥谷の好守などで逃げ切ったが、三回以降、塁に出たのは六回の西岡の四球のみ。好機らしい好機すら作れなかった。
「きょうの1勝で流れに乗りたい」
指揮官は前日、「打開」という言葉を用いて打線の開花にダブらせた。9カードぶりの勝ち越しへ。打って打って、重い空気を吹き飛ばせ!
(紙面から)