2015.4.16 13:00(1/2ページ)

【球界ここだけの話(148)】木村拓也さんのお墓に真っ赤なキャビン…Gナインの思い

【球界ここだけの話(148)】

木村拓也さんのお墓に真っ赤なキャビン…Gナインの思い

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
木村拓也さんの命日で、試合前のシートノック後、両チームを代表して(左から)広島・梵英心、緒方監督、巨人・原監督、坂本がホームベース上に足を運び、花束を置いて手を合わせ冥福を祈った=マツダスタジアム(撮影・大橋純人)

木村拓也さんの命日で、試合前のシートノック後、両チームを代表して(左から)広島・梵英心、緒方監督、巨人・原監督、坂本がホームベース上に足を運び、花束を置いて手を合わせ冥福を祈った=マツダスタジアム(撮影・大橋純人)【拡大】

 本当にささやかなセレモニーだった。マツダスタジアムで開催された4月7日の広島-巨人戦。巨人の試合前シートノックが終わると、両軍のメンバーがベンチ前に整列し、巨人からは原監督と坂本、広島からは緒方監督と梵が代表して、ホームベースに花束をささげた。球場内にアナウンスはなかった。だが、スタンドのファンに“あの日”を思い出した人は、たくさんいただろう。

 「そうですよ。きょうはキムタクさんの命日ですよ」。その日、球場入りすると、記者にそっと耳打ちしてくれたのは、小兵の松本哲だ。当時から巨人担当だった記者も、もちろん忘れはしない。2010年4月2日。シートノック中の木村拓也内野守備走塁コーチが突然、本塁付近で倒れ、同月7日に帰らぬ人となった。

 あれから、もう5年がたつ。月日の流れは本当に早いものだ。時には主役級の活躍でお立ち台から笑いを取り、時にはチームの危機にキャッチャーもいとわない縁の下の力持ちとしてチームを支えた木村さんのことをGナインは決して、忘れていない。

【続きを読む】