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【阪神創設80周年スペシャル対談】賀川氏×坂井オーナー

サンスポの編集局長時代「タイガースで1面行け!!」と指示していた賀川氏(右)。坂井オーナーとの対談では思い出話に花が咲いた(撮影・白鳥恵)

サンスポの編集局長時代「タイガースで1面行け!!」と指示していた賀川氏(右)。坂井オーナーとの対談では思い出話に花が咲いた(撮影・白鳥恵)【拡大】

 阪神タイガースにとって、球団創設80周年のシーズンが27日、開幕する。創刊60周年を迎えたサンケイスポーツでは、坂井信也オーナー(67)=阪神電鉄会長=とサンスポ元編集局長でフリージャーナリストの賀川浩氏(90)の特別記念対談が実現。歴史ある伝統球団の現在、過去、そして未来について、語り合った。(取材構成・大沢謙一郎)

(1)賀川氏、甲子園はマンU本拠より立派

 (甲子園のスタンド5階席にある貴賓室で対談)

 坂井 大先輩(高校、大学の先輩)にお会いできて光栄です。

 賀川 以前マンチェスター・ユナイテッド(サッカーのイングランド、プレミアリーグのチーム)のオーナー席で試合を見る機会があったんですが、ずっと甲子園の方が立派ですね。こっちの方がゆったりしています。

 坂井 ありがたいお言葉です。賀川さんが10歳のときにタイガースが設立され、今年80周年を迎えることができました。昨年一足早く80周年を迎えた巨人さんの記念イベントや、阪急阪神グループで昨年100周年を迎えた宝塚歌劇団を見ますと、歴史というものの重みを感じます。大勢のOBの方々が集まられて、愛されていることがよくわかり、羨ましかったです。われわれもぜひともファンの皆様、現場の選手、監督、コーチ、フロントなども一体となって、歴史の重みを確認したいと思っています。

 賀川 Jリーグはたかだか23年でしょ。タイガースがどれだけの人をここに集めて、どれだけの人を楽しませたかということを考えれば、すごいことですよ。振り返ればやはり打倒巨人という大きなテーマがありましたね。はっきりいえば関東関西、東京大阪という構図ですわね。私らでも毎日気にしているわけじゃないけど、巨人に阪神が負けたら腹立つわけで(笑)。地域感情というものは非常に大事なもの。Jリーグもそこからスタートしましたが、この球場くるとよく分かる。観戦に来ているわけじゃないんです。お客さんは参戦しに来ているんです。

 坂井 ファンの皆様に後押しをしていただいて、ゲームに入り込んでいただいている。

 賀川 東京のお客さんは半分ぐらいは観戦ですな。フットボールの世界ではファンでなくてサポーターというんです。応援するだけでなく、後押ししてくれる人たちという意味です。阪神ファンはみんなサポーター。昔阪神が優勝に近づいた年にサッカーの記者が応援にかり出されて、甲子園に来たんです。後日その記者に会ったら「サッカーと同じですね」と言ったんで「アホっ、向こうが先やで」って(笑)。日本ではサッカーがタイガースに追いついたんです。

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