2015.2.16 13:00

球界最多の呼び名を持つ?虎の育成投手は“トラビッシュ”が理想型/球界ここだけの話(89)

特集:
サンスポ記者の球界ここだけの話
阪神・佐村トラヴィス幹久=2014年11月23日

阪神・佐村トラヴィス幹久=2014年11月23日【拡大】

 世の中いろんな“あだ名”があるが、一人でこれほど多くのあだ名を持つ人もなかなかいないのではないか。

 「トラ、ミキ、トラオ、あっミキオとも言われます」

 昨季、DeNAから戦力外を受け、育成枠選手として阪神に新加入した佐村・トラヴィス・幹久投手(21)だ。昨年11月に入寮してから、まだ半年もたってないが、すっかり虎になじんでいるよう。安芸での練習を見ていても、さまざまな呼ばれ方で愛されている。

 もっとないの? と追及してみると出るわ出るわ…。「トラベル、トラビッシュ、ダルビッシュ、ビッシュ、ネスミス、ボルト、ダーウィン、ミッキー…」。日本球界を代表するエースをもじったものや陸上のスーパースターなど…、よくもまあ周囲の人は思いつくなと感心した。

 勝手にあだ名をつけられて迷惑してるんじゃないか、と心配したが「あいつ、ほんま真面目。でも、実はほしがりなんスよ」と一二三慎太外野手(22)と新たな証言者が。見るからに誠実で、話してみても真面目なのが伝わってくるトラヴィスの新たな一面を知り、ニヤリとしてしまった。

 そんなトラヴィスだが、安芸キャンプでは久保康生2軍投手チーフコーチ(56)と二人三脚でフォーム改造に取り組んでいる。グラブと右手を離すタイミングを早めたり、腕の振りをスムーズにするため、バットを持ち、シャドーピッチング。そのままバットを投げる“バット投げトレ”などなど。本人も手応えを感じてきており「良くなってきてます。継続していきたいですね」と笑顔をみせた。

 今はまだ名前をもじっただけだが、いずれは実力で“トラビッシュ”と呼ばれるように。甲子園のカクテル光線に照らされたトラヴィスが虎党からどんな愛称で親しまれるのか。今から楽しみだ。(阪神担当・山口大輝)