練習を見守った和田監督(右)、中村GM(中)、平田ヘッド(左)【拡大】
その変わり身は一目瞭然だった。鳴尾浜で、ひとりキラキラと輝いていた。北條が燃える。2月は宜野座で暴れまくる。
「今年は3年目ですし、もうやらないとダメです。(開幕1軍は)一番近い目標です。もっと頑張らないといけない」
昨年11月に台湾で行われた21Uワールドカップではパンチ力のある打撃で活躍し、沖縄行きの切符は内定させている。しかし、今月12日に地元・堺市内で行われた成人式に藤浪と参加した際に受けたショックが、さらにやる気をみなぎらせた。
成人式では壇上でのフォトセッションなど新聞、テレビなどで大きく報じられたが、どこも藤浪、藤浪、藤浪…。
「親にも『(藤浪の一般の)友達みたいやったで』といわれました。他の選手にも同じようなことをいわれました」
北條自身、昨季は9月に自身初の1軍登録をされる(出場なし)など、藤浪と同じ土俵にのぼることはできたが、現実を改めて知らされた。